マリンバのマレットの持ち方≒グリップは2本、4本、6本・・・など、曲によって自分で選択できます。
4本持った際の種類も主に
トラディショナルグリップ
バートングリップ
スティーブンスグリップ
マッサーグリップ
と4種類あります。
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交差(クロス)してるか してないか
グリップの種類は大まかに交差しているかの有無で分類することもできます。
トラディショナルグリップ
バートングリップ
が分類されます。
ノンクロスグリップに比べると
- 握りやすい
- 音量が出しやすい
- 習得しやすい
といったメリットがあります。
マレットが独立しており交差させません。
スティーブンスグリップ
マッサーグリップ
が分類されます。
- 各マレットが独立しているため操作性が高い
- 柄の先端を持つため音色が柔らかい
- ワンハンドロールがしやすい
といったメリットがあります。
ここから、各グリップについて紹介します。
トラディショナル グリップ
内側のマレットを上にしてクロス(交差)させます。
マリンバの第一人者である安倍圭子さんもこのグリップで演奏されています。
開閉は親指・人差し指で押すようにして行います。
バートン グリップ
Jazz Vibraphone奏者のGary Burton(ゲイリー・バートン)氏によって生み出されたグリップです。
トラディショナルグリップとは反対に、内側のマレットを下にしてクロス(交差)させます。
開閉の際、人差し指~小指で握るような動作をすることで開閉の運動を行います。
Gary Burton本人によるグリップのレッスン動画があります。ぜひご覧ください。
スティーブンス グリップ
ノンクロスグリップの一種です。
アメリカのマリンバ奏者、Leigh Howard Stevens(リー・ハワード・スティーブンス)氏によって考案されました。
スティーブンスグリップの前身にマッサーグリップがありますが、現在は欧米のプレイヤーはスティーブンスグリップを使うことが主流になっています。
マレットはバーチ柄を選択することが多いです。
内側のマレットが手のひら全体を移動して間隔を変更します。
アメリカのマリンバ奏者Mark Ford(マーク・フォード)氏によるグリップ解説動画があります。ぜひご覧ください。
この動画はスティーブンスグリップのレッスン動画ですがマッサーグリップについても解説があります。
また、リー・ハワード・スティーブンス氏の著書で、スティーブンスグリップを習得するための教則本があります。
マッサーグリップ
ノンクロスグリップの一種です。
1920年頃、アメリカのマリンバ奏者で開発者でもあるClair Omar Musser(クレア・オマール・マッサー)氏によって考案されました。
習得が難しく、グリップが弱いため大きな音量での演奏が不安定になるため、人気を得ませんでした。後にスティーブンスによって現代的に改良され、スティーブンスグリップが生まれました。
内側のマレットが手のひらの1点でマレットを回転させることで開閉します。
いくみのひとこと
4本マレットは習得するのには時間がかかりますが、身に着けば演奏の幅が広がることに違いありません。
興味を持たれた方は、それぞれのグリップを得意とした先生に師事し教わるのが一番的確で良いと思います。
ちなみにわたしはバートングリップを使っています。
今は一般的には紹介した4種が主要ですが新しいグリップの開発をしてもいいと思います♪
マリンバ奏法の更なる発展を目指していきましょう♪
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