マリンバマレットの選び方

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マリンバのマレットはたくさんの種類があります。

価格は2本1組3000円代~10000円以上まで様々です。

初めて自分でマレットを購入したいとお考えの方にむけて、マレットの知識と選び方をお伝えします!

物理的な違い

糸やテープの色、大きさなどで見分けができるように販売されてますが、実際どんな違いがあるかをまず知っておきましょう。

巻いてある糸の種類

マレットと呼ばれるものに巻いてあるのは毛糸だけでなく綿糸・フェルトなどが巻かれてたり、何も巻いてないものもあり、それぞれ用途が変わってきます。

毛糸 マリンバ用マレット
綿糸 ヴィブラフォン用マレット
フェルト ティンパニ用・バスドラ用マレット
糸なし(合成樹脂・ゴム・ガラス・真鍮など) シロフォン・グロッケン用マレット

演奏する曲に応じて、マリンバでも綿糸マレットやゴム球マレットを使います。

ガラス・真鍮・硬質樹脂など硬いマレットでのマリンバ演奏は音板を傷つけてしまうので使わないようにしましょう。

柄の種類

持ち手の柄の部分も以下のような種類があります。

  • ラタン(籐)
  • バーチ(木)
  • メイプル
<特徴>
ラタン 柔らかくしなりやすい。折れにくい。
バーチ かたくしなりにくい。折れやすい。音の振動が伝わりやすく、マレットからも音が鳴っているような感覚がある。(主観)

初めてのマレット購入はラタンをオススメします。

国内メーカーのマレットはラタン柄が多いですがバーチ柄や竹柄も販売されています。
海外メーカーのマレットはバーチ柄で日本製より長いものが多いです。

メーカーやモデルによって質感/長さ/太さなど異なります。

ヘッドの大きさ重さ形

ヘッドは丸い頭の部分をヘッドと呼んでいます。

大きさ・重さ・形は毛糸の巻き方・中身の球の種類/形によって個体差がでてきます。

ゴムや樹脂でできた円形〜楕円形の球を毛糸などの糸で巻くことでマレットができます。
球の形、ゴムの硬度・性質の違いも音質に大きく変化をもたらします。

毛糸を外すとこのように球が出てきます。

かなり使用感あってすみません。
糸がほずれたマレットで糸を外してみました。

左のマレットは球というより円盤みたいな形ですね。
右のマレットは楕円形に近いです。

個体差があるのがお分かりいただけたでしょうか。

毛糸の巻き方でも大きさが変わります。

巻く回数に比例してヘッドも大きくなります。

メーカー

マリンバを製造しているメーカーでは大体マレットも販売しています。

<国内メーカー>(順不同)

<海外メーカー>

マレットを選ぶ

マレットの仕組みがわかったら次は感覚で選択していきます。

弾いたときの発音の感覚を<硬さ・柔らかさ>で表します。

ハード ~ ミディアム ~ ソフト>という表記も多いです。

ハード:高音域
ミディアム:中音域
ソフト:低音域
に向いてます(がその限りではありません。)

曲や楽器、演奏会場にあうマレットを選択します。

硬さはメーカーカタログに記載があることもあります。
しかし基準や規定ははなく、メーカー独自のものです。

実際に販売店に購入に行ける場合、試奏をしましょう。

また、日ごろから先生や仲間が持っているマレットに積極的に興味を持ち試奏ましょう。

そこで気に入ったのを購入すればほぼ間違いないでしょう。

4本買うときのススメ

4本買うときはシリーズの中から同系のものを買いましょう。

他のメーカーやシリーズとの組み合わせはコントロールも難しくなります。

質感や発音も異なるため、4本持った時に音の粒に差が出てしまいやすいです。

 

硬さは目的・用途によりますがミディアムハード~ミディアム~ミディアムソフトあたりから選ぶと多用途に使えます。

コンサートマリンバで低音域~高音域まで使うことを視野に少しでもいれている方は
シリーズのものを揃えてハード〜ソフトまで購入することをオススメします。

 

4本マレットを使っていく練習の中で

横田郁美
横田郁美

低音側の1本だけ柔らかくしたいな

横田郁美
横田郁美

高音側の1本だけ音をくっきりさせたいからハードにしようかな

と考えることもしばしば。
その状況に備えて、よく使いそうなミディアムくらいのマレットは4本2組買うといいです。

ドラムのスティックと違い1本ずつのバラ売りはしていないことがほとんどです。
2本1組で購入します。

例えば、KOROGI FN-700シリーズ(布谷史人さんモデル)が気に入ったわたしの場合

FN-704R 2本1組
FN-705R 4本2組
FN-706R 4本2組
FN-707R 4本1組

を所有し愛用しています。

モデルチェンジは突然に・・・

マレットも突然モデルチェンジをすることもあります。
後から買い足そうと思った時に廃番になっていることもあります。

実際にPLAYWOODのM1000シリーズ(吉岡孝悦さんモデル)は2020年春にリニューアルしました。

現在は在庫があれば旧型と新型が販売されている状況です。

わたしは旧型のヘビーユーザーでとても気に入ってます。

旧型を買いたくて先日販売店に問い合わせたらリニューアルの事を聞きビックリしたのでした。

新型は球の大きさや柄の長さも変わったそうです。

旧型で揃えて買い足したかったのでなんとかメーカーさんに問い合わせていただきました。購入することができてほっとしています。

マレット販売をしているお店

地域の楽器店でも教育用のマレットなどは多少取り揃えてあるかと思います。

わたしがいつも利用しているお店をご紹介します。

国内外の多数の商品を取りそろえている打楽器専門店です。

学生の頃からずっとお世話になっております。

JPC ジャパンパーカッションセンター

Japan Percussion Center
JPCオンラインショップは、浅草にある株式会社コマキ楽器 ジャパン・パーカッション・センターが運営するオンラインショップです。 オーケストラや吹奏楽に必要なパーカッションを始め、ドラムセット、民族打楽器など、ありとあらゆる打楽器/パーカッシ...

浅草にあります。店内で試奏できるのでおすすめです。

blue mallet(ブルーマレット)

bluemallet(ブルーマレット) コンサート打楽器専門店
ご購入後のメンテナンスなどサポートを大切に考えています。 マリンバ、ティンパニ、スネアドラム等楽器本体以外でもマレット(バチ)や、楽譜などの関連商品の充実をして、専門店ならではの総合的なサポートを目指しております。

オンライン店舗のみですが商品ページの説明が動画付きでとても丁寧です。

 

いくみの一言

マレットも幅広く種類があり選び方も人それぞれ様々です。

ぜひ自分のお気に入りマレットを見つけて楽しいマリンバ生活を送っていただけたらと願っております♪


 

横田郁美

木琴・鉄琴プレイヤー。

見てくれた人がマリンバ・ヴィブラフォンが好きになってくれるといいな!
2022年にカリンバも始めました♪

栃木県宇都宮市出身。
東京都東大和市在住。
趣味はCAMP・餃子。
2人娘の母。

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マリンバ
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