マリンバってどれも同じ?
マリンバってどんな会社が作っているの?
日本で作っているのかしら?
どれも同じじゃないの?
というご質問をたまにいただきます。
そんなあなた!必見!
今回は日本~世界で目にするマリンバメーカーを独自の視点から厳選してご紹介します。
日本のメーカー
YAMAHA(ヤマハ)
言わずと知れた楽器メーカーですね。
本社は静岡県浜松市にあります。
安倍圭子さん、神谷百子さんなど、多くの日本人アーティストに愛用されています。
私の使っているマリンバもYAMAHA製YM-5100Aです。
ホームページ内にマリンバの開発秘話も掲載されておりとても勉強になります。
下記リンクより是非ご覧ください。
また、こちらのページもおすすめです。
<誕生~お手入れの方法>まで充実の内容が掲載されています。
KOROGI(こおろぎ)
本社は福井県にあります。
マリンバ専門の楽器メーカーです。
シロフォンやヴィブラフォンも展開してます。
こおろぎマリンバは柔らかく響くいい音も魅力ですが、
共鳴管の色をカスタマイズしたり
フレームに名前を印字することができます!
(オプション可否は製品によります)
実際にピンク色の共鳴管にしてる方、お名前をいれているマリンバはお見かけしたことがあります!
そして「こおろぎ」という社名 気になりますよね。
なんで「こおろぎ」なのか。
その理由、ホームページにが記載されておりました。
ご覧になってみてください。
胸にしみる素敵な理由です。
SAITO(サイトー)
実はSAITOは2017年に事業停止してしまいました。
マリンバの音板に最適とされる木材、ローズウッドがワシントン条約で輸出入が規制され、材料費が高騰。採算性が悪化した(出典:ITメディア)
SAITOのヴィブラフォンやグロッケンもよく使用していたことがあって身近に感じており、この話を聞いたときは結構ショックでした。
楽器のメンテナンスとかマレットどうすればいいのかな~とか。
社員さん元気かな~とか。
心配に。
しかし!現在は野中貿易(楽器メーカー)が事業を受け継ぎ取り扱いをしています。
復活してくれてよかったです!
2020年7月にマリンバ(4+1/3オクターブ)の受注生産を再開したようです。
5オクターブマリンバの共鳴管は見た目はYAMAHAやKOROGIと異なっており、黒鍵は鍵盤がある部分にのみ設置されています。低音部も折り返しがあり特徴的です。
(引用:SAITO FACEBOOK)
これからも色んなところでお見かけできたらいいなと思ってます。
応援したいメーカーです。
海外のメーカー
Adams(アダムス)
オランダにある管楽器・打楽器専門メーカーです。ベルギーにも支社があります。
X脚の側板と曲線が美しい共鳴管でモダンなデザインが目を引きますね。
日本人では布谷史人さん、内山 詠美子さん(リンク:The Wave Quartet)などが提携アーティストです。
国内でも所有されている方をよくお見かけしますのでファンは結構多いです。
Marimba one(マリンバワン)
アメリカ/カリフォルニア州アルカタにあります。
日本人では新谷祥子さん、大茂絵里子さんなどが提携アーティストです。
わたしの周りでも所有しているマリンバ奏者はいます。
美しいウェーブのかかった共鳴管と柔らかい木の音質が秀逸さを感じさせます。
マレットのデザインも独特でファンです。
音色も個性的でキャラクターを出すことができます。
Musser(ムッサー)
現在はConn-Selmer, Inc.の中の1ブランドとしてあります。
Clar Omar Musserというマリンバの第1人者によって作られたアメリカの楽器メーカーです。J.C.Deagan社の元従業員でマリンバ奏者でありながら楽器会社も設立し、今のマリンバやヴィブラフォンの基盤を作ってくれました。
マリンバもさることながらヴィブラフォンもユーザーが多く信頼が厚いです。
日本のJAZZヴィブラフォン奏者の方も多くはMUSSERのヴィブラフォンを使用している印象です。
MUSSERのエチュードも有名ですね。
コンクールでも取り上げられています。
Malletech(マレテック)
Leigh Howard Stevens というマリンバ奏者によってアメリカで作られた楽器メーカーです。
「機能美を追求した革新的なデザイン」と銘打たれた共鳴管は他にはないオリジナリティがあります。
他にも支柱やジョイント部分・固定部品などこだわりを紹介してますのでぜひご覧なってください。
わたしは1回だけマレテックのマリンバはお見かけしたことがあります。
それ以降なかなかお見かけできてません。
見たことあるあなたは結構運がいいかも?
スティーブンスの曲はリズミックカプリスなど作曲もしております。
高い技術を必要とする曲ですがマリンバ奏者に親しまれています。
尊敬する塚越慎子さんによる「リズミックカプリス」↓
番外編:電子マリンバ
こちらでは電子マリンバを紹介します。
わたしはまだ所有してませんが興味関心がとてもあります。
家で音を出すことが難しい環境だけど練習したい!とお考えの方こちらもぜひご覧なってみてください。
malletKAT(マレットカット)
アメリカのメーカーALTERNATE MODEの製品です。
malletKAT と vibKAT とあります。
違いについて、公式サイトで記載がありました。
youtubeでもご活躍のマリンバ奏者嶋崎雄斗さんがご紹介してる動画も参考にどうぞ。
malletSTATION(マレットステーション)
日本の大手楽器メーカーパール楽器の製品です。
DTMstationさんの記事でレビューがありました。
最初、黒鍵がないの?と思ったのですが違いますね。
音域を自在に動かせるようです。ステキ!
いくみの一言
今回は情報モリモリでお届けしました!
1回では把握しきれない情報量かと思いますがお楽しみいただけましたでしょうか。
わたし自身も情報収集していて各メーカーの特徴や思いなどを改めて知ることができました。
記載できなかったメーカーもあるのですが、また機会があれば情報を追加していこうと思います!
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